荒井陸男   あらい ろくお
 1885ー1972 東京出身 同志社を卒業後、画家を志し、明治42年自力で渡英。ロンドンのシッカー美術学校に学び、2年後には当地の新聞雑誌の絵画寄稿家としてその名を唱われるようになった。第一次世界大戦中、海軍従軍画家として数多くの海洋画を描く。1923年帰国。近代日本の洋画界にあって終始無所属をつらぬき、独立独歩、孤高に生きながら、しかも有数の歴史記録画・肖像画・海洋画の類を描きのこした希有で特異な画家。