石川滋彦 
1909~1994年 東京に生まれる。、東京美術学校西洋画科に入学。岡田三郎助に師事し、第2回新文展に出品した《信濃の鍛冶屋》で特選を受賞。翌年光風会会員となる。1940(昭和15)年朝井閑右衛門らと中国を旅行、同年海洋美術展で海軍大臣賞を受ける。1941(昭和16)年文展無鑑査。1942(昭和17)年従軍し、海軍作戦記録画制作にたずさわる。戦後は新制作派協会会員となり、以後同展に出品。1952(昭和27)年に中南米、南アフリカを訪れたのを皮切りに世界各地を旅行。水のある風景の画家として知られ、湖沼、河川、海洋をモチーフに、平明な中にも透明感のある画面をつくりだしている。父は石川欽一郎。
 
「川沿いの家」 油彩・キャンバス・F8号